導入:おしりにできるニキビ、地味につらい…
おしりにぽつぽつとできる「おしりニキビ」。一見目立たない場所ではありますが、座ると痛い・痒い・繰り返すといった悩みを抱えている方も少なくありません。おしりニキビと思って放っておくと、色素沈着や跡が残ることもあるので注意が必要です。
この記事では、おしりニキビの原因・治し方・予防策をわかりやすく解説します。
おしりニキビの正体とは?
まず、おしりにできるブツブツは、実は「おしりニキビ」と思われがちですが、毛包炎(もうほうえん)や皮膚炎のことが多いです。
よくある症状
- 小さな赤いポツポツ
- 白い膿が出るブツ
- 痒みや軽い痛みを伴うもの
- 何度も同じ場所に繰り返しできる
おしりニキビの主な原因
おしりニキビの原因はひとつではなく、日常生活のさまざまな要因が関係しています。とくに摩擦や蒸れ、皮脂のつまりなどが、おしりニキビを引き起こす代表的な原因です。
摩擦・蒸れ
特に多い原因です。長時間座ることや、きつめの下着、化繊素材の衣類は、肌への刺激と蒸れを引き起こします。刺激を避けるためのケア製品の選び方も重要です。
汗や皮脂のつまり
おしりは汗腺が多い部位です。清潔にしていないと、毛穴が詰まって炎症を起こしやすくなります。
ホルモンバランスの乱れ
思春期やストレスによって皮脂の分泌が過剰になると、おしりにもニキビが出やすくなります。
間違ったスキンケア
ボディソープのすすぎ残しや洗いすぎも肌バリアを壊し、炎症を起こしやすくなります。
今すぐできるおしりニキビの治し方
以下のケアを日常生活に取り入れることで、おしりニキビの改善が期待できます。
肌に優しい下着を選ぶ
通気性が良く、綿素材の下着がおすすめ。きつすぎないサイズを選びましょう。
シャワー後の丁寧な保湿
乾燥もニキビのもとになります。ボディクリームや保湿ローションでおしりの肌を守ってあげましょう。おしりの保湿ケアの重要性も確認しましょう。
やさしく洗う
赤くなっていてもゴシゴシ洗いはNG。泡で優しく洗い、よくすすぐのが基本です。
市販の治療薬を使う
抗炎症成分(イソプロピルメチルフェノールなど)を含むおしりニキビ用の市販薬も有効です。ただし、顔用の薬を流用しないことが大切です。
繰り返すなら皮膚科へ
痛みがひどい・膿が出る・市販薬で治らない…そんな場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
皮膚科では以下の治療が行われます:
- 抗菌薬の処方
- 軟膏や塗り薬の処方
- ホルモンバランスに関わる内服治療(必要に応じて)受診時の健康保険証準備もお忘れなく
おしりニキビを予防する生活習慣
- 入浴時にはおしりも丁寧に洗って、汚れや汗をしっかり落とす習慣を。
- 在宅ワークの方は、1時間に一度は立ち上がるよう意識を。クッションを使って摩擦軽減も◎。
- 皮脂分泌のバランスを整えるために、ビタミンB群や食物繊維を意識して摂りましょう。モズクの栄養効果についてもチェック
まとめ:正しくケアして自信の持てるおしりへ
おしりニキビは放っておくと悪化しやすいですが、原因を知って正しくケアすれば改善できます。特に、摩擦・蒸れ・清潔ケアの見直しは今日から始められることばかり。繰り返すおしりニキビで悩んでいる方も、焦らずじっくりセルフケアを続けていきましょう。